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on numara beş yıldız

-オンヌマラ ベシユルドゥズ- オリエンタルの国トルコで暮らしています。

トルコ情勢と私の思うところ

生活

私がトルコに移住した頃と時同じくして日本にトルコブームなるものがやってきました。そのころはイスタンブールで日本人観光客を頻繁に見かけたものです。
しかしここ近年、テロなどが頻発した影響によりトルコは危ない国と認識され、日本人観光客は全然見かけなくなりました。
ターキッシュエアラインズも先日1月末での関空線の運休を発表しました。
私も大好きなトルコの経済が潤うことを願っているので近年の状況を大変残念に思います。

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しかし実際のところ、トルコはどうなのか?
観光に行っても大丈夫なのではないか?
こう思われている方もいらっしゃると思います。

現在のトルコは東部国境付近は連日戦争。
その他の街は通常通りの生活がおくれています。
しかし数年前と違うのはいつどこで何が起きてもおかしくないということ。
今日何もなくても明日はテロが起こるかもしれない。そんな状況です。
ですので、全ては自己責任。
でもこれはトルコに限らず全世界で同じことが言えると思います。
しかしそんなことばかり考えていては何も出来ない。
だから私は自己責任のもと、ここにいます。

今全世界に脅威をふるっている某テロ組織集団は権力のある人たちによって作られたテロ組織だという見方があります。イスラムは怖いもの、恐ろしいものであるという認識を世界に植え付けるためです。マスメディアは本当に恐ろしいと常々思います。

ある芸能人のスキャンダルが出るとします。
80%は盛って書いたような記事でも、それを目にした人たちは真実と受け止めるでしょう。全てを信じないにしてもその人に対する偏見は残るでしょう。
そういうことなのです。

国民の90%がムスリムであるトルコで暮らし、実際にイスラム教に触れ、ムスリムは怖い人たちだと思ったことなど一度もありません。トルコは宗教的考えが比較的軽いのですが、例えば私のシリア人やスーダン人の友達は熱心なイスラム教徒です。
私が彼らと接し、感じたことは、"熱心に信仰している人ほど、すごく心が綺麗"だということです。なんと表現していいのか分からないですが、ものすごく純粋です。透明です。実際に熱心なムスリムに会ったことのある方はきっとこの私の感じとったものを分かってくれると思います。

だから世界にはびこる、この間違った偏見が私は許せません。
マスメディアを信じず、実際に目にしたものを信じてほしいと願いますが、この情報で溢れた社会でそれを望むのはかなり難しいことですね。


トルコがその権力のある人たちによって作られたテロ組織に狙われている理由・・ご存知ですか。
トルコは石油などの資源が取れるアラブ諸国に近いのに、それらの国と比べるといまいち発展していないです。どうしてか分かりますか?
実はトルコはその昔、西ヨーロッパ諸国との間に講和条約を結んでいます。そしてその契約は現在も続行中ですが、2023年に期限を迎えます。
講和条約であるこのローザンヌ条約にはトルコにとても不利な"自国で資源開発をしてはならない"という密約があるのです。だからトルコは現在他国から資源を調達しなければなりません。逆に考えるとこの条約が終わり、自国で資源開発ができれば一気に景気が良くなるにちがいないのです!
2023年まであとおよそ6年です。
2023年までヨーロッパ諸国はそれでトルコを縛っておけるので安心ですが、それが終結すると、トルコからの資金がなくなることはもちろん、トルコが再びオスマン帝国の時代のように力を持つことを恐れていると言われています。
恐らくあと6年間はこの条約を今後も延長させるよう、あらゆる手を使ってトルコを潰しにかかるでしょうね。

よく十字軍とムスリムの戦いを描いた中世の映画を見ますが、現代でもそれは形を変えて、多くは頭脳戦として続行中なのだなとひしひしと感じます。