on numara beş yıldız

-オンヌマラ ベシユルドゥズ- オリエンタルの国トルコで暮らしています。

ブログタイトル

わたしのブログタイトル、"on numara beş yıldız" (オンヌマラ ベシユルドゥズ)って読みます。

どういう意味だろう?と思われた方も多いと思います。

トルコ語では直訳するとこういう意味です。
on➡10 numara➡番 beş➡5 yıldız➡星
「十番!五つ星!」

こう聞いてもいまいち意味が分からないですよね。

トルコでは、申し分ないさまパーフェクトの意味で"オンヌマラ(10番)"を使います。

例えば、
A:「あの映画どうだった?」
B:「オンヌマラだった」 とか、

"オンヌマラ家" "オンヌマラ車" "オンヌマラゴール"のように用います。

"ベシユルドゥズ(五つ星)"は日本語と同じ意味です。
日本でも星5つは最上級に素晴らしいの意味ですよね。

申し分ないパーフェクトの"オンヌマラ"に五つ星がさらについた"on numara beş yıldız" (オンヌマラ ベシユルドゥズ)はもう超超完璧と言ったところでしょうか。(笑)
期待を裏切らなかった喜びをも表現していると思います。

この言葉がなんだか大げさで好きです。
感情豊かなトルコ人をうまく表現している言葉だな~って思うのです。

私から見てトルコ人はいい意味でも悪い意味でもとても感情的な国民だと思います。
日本人が無表情に見えるくらい、トルコ人は喜怒哀楽がかなりはっきりしています。
そして世話好き、おせっかい好き。知らない人にもすぐ話しかけます。
私の中では大阪のおばちゃん的なイメージの人が結構います(笑)

愛国心が強いこともトルコ人の特徴としてあげられると思います。
日本で、建国記念日を訊ねられたらみなさんすぐに答えられますか?私は答えられない人も結構いるのでは?と思っています。それに対し、トルコではみんな答えられます。数か月前のクーデター未遂事件からも分かるようにトルコ人はお国のために死ねる国民です。信じるものがあるからこそ、怖いものはないのだそうです。
トルコ東部では軍、警察がテロ組織と今も連日戦っています。先日、殉職された警察官のお葬式の様子がテレビでやっていたので見ていたら、その殉職した人の家族が映し出されていました。殉職者の父親が幼い弟に、「お前のお兄さんは殉職者になった。お前も彼を見習って殉職しなさい」と言っていました。
ここを掘り下げるとイスラム教のお話になってしまうのでまたの機会にでもイスラムについて書けたらいいなと思っておりますが、今回は掘り下げないことにします。
わたしはただただ、信じるものがある人には敵わないなと感じたのでした。

当たり前のように毎日が来て、一生死なないみたいに、いつかは死ぬということを忘れて生きている人が大勢います。
私もたまに忘れては後悔します。
人生はとっても短いのだから、できるだけ後悔のないように、人生を振り返った時に"on numara beş yıldız" (オンヌマラ ベシユルドゥズ)の人生だったと言えるように生きていきたいものです。