トルコの暖房について
さささ寒い⛄
ということで今日はトルコの暖房器具についてご紹介します。
トルコは寒いですか?とよく聞かれますが、イスタンブールはほとんど日本と変わらないと思います。沖縄や北海道で育った人にとっては違うと思いますが、私の地元と同じくらいです。
しかし、トルコは国土面積が日本の約2倍!
こんなに広いだけあって、地中海に面した地域と東部の山岳地域とでは気候が大きく異なります。地中海に面したアンタルヤやボドゥルムといった地域は概して温暖ですが、アンカラやカッパドキアなどの内陸部は、イスタンブールよりも寒く、雪が降る事も多いです。
ちなみに今日の平均気温はこんな感じです。
ね?日本と大差ないですよね。
そんなトルコの主要暖房器具はコンビというガスボイラーを利用した、カロリーフェルと呼ばれる温水循環式の暖房器具です。
⇧冬がきた一番はじめに使う時だけ左にあるノブを開け、強弱の調節をします。
コンビを点けるたびにこの白い箱みたいなのが全体的に温かくなります。
冬場乾きの遅い洗濯物もこの上にのせておけばすぐ乾きます♪
各部屋、通路、お風呂や台所。
部屋という部屋全部に付けられています。だからコンビさえ点けていれば家のどこにいても一定の温度が保たれており家の中で快適に過ごすことが出来るのです。日本の家の局部暖房に見られる、あの温度差がありません!
冬はおかげでガス代が高くなりますが・・寒さには勝てません。
今でこそカロリーフェルが浸透していますが、15年くらい前まではソバというストーブが主流でした。石炭や石油、ガスを使うものそれぞれありましたが、大体サロンにひとつあるのが普通だったようで、サロンから出たらそれはそれは寒かったんだろうなと思います。石炭のソバは空気をとても汚すので今では激減しましたが、今でも石炭のソバを焚いている家はそれでもまだ残っているようで、その家には煙突があり、冬場はモクモクと煙が出ているのですぐ分かります。
ソバの時代はもちろんまだトルコにはいませんでしたが、カロリーフェルがあると冬の生活はかなり楽になったのだなと分かります。
ただ、実は停電してしまうとコンビは動きません。これがカロリーフェルの弱点です。結構しょっちゅう停電があるトルコでは自家発電機を備えているところ以外は停電が起こると凍えてしまうのです。😓
日本の冬といえばコタツですよね!
うちの実家はなぜかもう出さなくなってしまったのですが。今でもあります・・よね?
あー、こたつに入って一人カタツムリみたいだった学生時代が懐かしいです。
サロンで団らんするのが大好きなトルコ人にはコタツは絶対ウケると思います。
コタツメーカーさん、トルコへ出店、いかがでしょうか(笑)