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on numara beş yıldız

-オンヌマラ ベシユルドゥズ- オリエンタルの国トルコで暮らしています。

目玉のお守り ナザールボンジュウって何なのか追及してみた👀

歴史

トルコ土産として有名なナザールボンジュウ
青いガラスの目玉のお守りで、トルコの代表的なお土産として、どこのお土産屋さんにも大量のナザールボンジュウが並んでいます。
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トルコに来たことがない方でも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

 

ナザールボンジュウって何?何のためのもの?

 

"Nazar" (ナザール)とは元々はアラビア語で"目"を意味しますが、トルコ語では"災いの目(凶眼)"といった意味で使われます。”Boncuğu" (ボンジュウ)は"ガラス玉"の意味を持つ名詞"Boncuk" (ボンジュク)の変化形です。

目は人間の世界へ繋がる窓とされ、いい考えや悪い考え、どんなものでも一番はじめに目から出てくる(目に表れる)と考えられています。

ナザールボンジュウは妬みや悪意のある視線から守る目的で用いられ、その邪視をはねのけると信じられています。英語では"Evil eye"と言い、悪魔の目・魔眼などと訳されています。中近東や地中海において特に多い信仰で、他にもヨーロッパ諸国、アフリカの一部地域にも見られるようです。

とても強力な邪視を受けるとその人の身代わりとしてナザールボンジュウにひびが入ったり、割れてしまうとされています。たとえ身に着けていたナザールボンジュウが自分の不注意で割れてしまったとしても、それが割れた理由は"Nazar"となります。割れることになった原因は特に気にせず、なんでも自分が受けるはずだった邪視をナザールボンジュウが代わりに受けて守ってくれたという見方をします。

だから家で洗い物をしているとき、洗剤の付いた手で滑らせてコップを割ってしまった時でさえ、普通は「あー!割っちゃったー」と悔やむところをトルコ人は「あー!まあ、災いが去ってくれたのか」とポジティブな見方をします。(笑)

例えば新しい家に引っ越す為に引っ越し業者を雇ったとします。その時、引越し業者のミスで彼らが何かを壊してしまったとしても大きな問題にせず、「縁起がいいですよ、災いが去りましたね~」で終了です(笑)
日本だったらふざけるなと大問題になりそうですよね(笑)
まあ、トルコでもそれで済まされないこともあると思いますが・・。
文化の違いは面白いですね。

調べてみるとこの"ナザール"は現代だけで信じられているものではなく、大昔の考え方からなり、それはシャーマニズムにまでさかのぼるようです。
シャーマニズムの考え方によると青い目は良い方へ信じることを天の神様の目として表し、自分たちを邪視から、つまり地上の神様から守っているのだそうです。

シャーマニズムについてよく知らないので天の神様や地上の神様が何のことなのか分からないのですが・・。

これは紀元前5000年までさかのぼり、エジプトの皇帝オシリスの息子、エジプト神話の神ホルス (Horus)の話まで繋がっていくようです。

また、紀元前190年にはトルコのパムッカレ(デニズリ)にあった古代都市ヒエラポリスの入り口のメデューサの肖像は女神メデューサから守る為に作られたとされています。そして、"ナザールボンジュウ"はこの"メデューサの目"という説もあるようです。メデューサの視線は人間を石にしてしまう効果があった為、これを阻止する為に解決策として逆にメデューサの目を身につければ守ることができると考えたようです。

ただの青色目玉の可愛いお守りと思っていましたが、実は深い歴史があるようです。
まだまだ追及の余地はありそうですが一旦ここまで😊