on numara beş yıldız

-オンヌマラ ベシユルドゥズ- オリエンタルの国トルコで暮らしています。

UEFA チャンピオンズリーグ べシクタシュ敗退

欧州のクラブチームが競い合うUEFA チャンピオンズリーグのベスト16が出そろいました。ヨーロッパクラブ王者を決めるこの大会には、トルコからも毎年上位2チームが出場しています。

 

 


こういう大会ではトルコはヨーロッパの仲間入りをするんです(笑)
ワールドカップとかもアジアに属せれば確実に予選進出できるのに、優勝候補ぞろいのヨーロッパに属しちゃうから埋もれちゃって、「え?トルコってサッカー強いの?」なんて話になっちゃうんです。トルコツイてなさすぎ。

さて。トルコのシュペルリグで去年優勝し、このUEFA チャンピオンズリーグでも予選を勝ち抜き、グループ試合を戦ってきたトルコのチーム、べシクタシュの試合が先日行われました。この試合に勝てばもしかしたらグループ2位通過でベスト16に残るかもしれないという望みをかけた大切な試合でしたが、結果はウクライナのディナモ・キエフに6-0で負け、その先に進むことができませんでした。

そしたら今日、日本でもそのことが記事になっていたんです。

 

試合中に涙を抑えることができなかった

ディナモ・キエフ対ベシュクタシュの一戦は非常に印象的なシーンを残した。
大量失点を許し、憤慨するベシュクタシュのGKファブリシオが試合中にも関わらわず涙を流し始めたのである。

ベシュクタシュはチャンピオンズリーググループステージを戦っていたが、決勝ラウンド進出を果たすことはできなかった。ベシュクタシュは10分に失点を許すと、29分のベックが与えたPKと同選手の退場で試合結果は決定づけられた。

その後はディナモ・キエフの怒涛のゴールラッシュとなり、ファブリはゴールに入ったボールを回収することしかできなかった。ディナモ・キエフの4ゴール目が決まるとファブリは涙をこらえることができず、ベシュクタシュのサポーターの心境を表すように無力さに対する怒りを露わにした。

 

そしてもちろんトルコでも記事になっていました。

Fabri: Hasta anneme verdiğim sözü tutamadığım için ağladım
(ファブリ:病気の母親と交わした約束を守れなかった為に泣いた)

Dinamo Kiev maçında 4. golün ardından gözyaşlarını tutamayan Beşiktaş kalecisi Fabricio'nun ağlamasının sırrı ortaya çıktı.
(ディナモ・キエフとの試合で4つめのゴールを与えてしまった後に涙をこらえることができなかったべシクタシュのGKファブリの泣いた秘密が明らかになった)

ANNEME SÖZ VERMİŞTİM
(お母さんに約束した)
Napoli Calcio News internet sitesine konuşan Fabri şunları söyledi: "Annem hastaydı. Maçtan önce ona turu geçeceğimize dair kendisine söz vermiştim. Hasta olduğu için onu mutlu etmek istiyordum. Ne yazık ki bunu başaramadım."

 
記事を読むと、「お母さんが病気の為、喜んでもらいたくて試合の前に試合に勝ってグループ進出することを約束したのにそれが守れなかった」とコメントをしていたようです。

ーそういう理由あっての涙だったんだね。

日本の記事を読んだ人は見たままだけの報道を受けて、"試合中に泣いちゃったの!?"って驚いたり笑ったりしてしまうかもしれません。

トルコ側の記事はこれが事実でもそうでなかったとしても、そうだったんだね、よく頑張ったねと声をかけてあげたくなる優しい記事だなと思ったのでした。
私は基本的に報道を信じませんが、事実だと思いたくなる記事もあるのだなとふと思いました。